豊田自動織機は、金属が破損した原因を破断面から推定する「破面解析」において、AIを活用して一連の業務を自動化する技術を開発したと発表した。
観察すべき箇所の特定から破損原因の推定、解析結果報告書の作成までを自動で行うもので、これまで熟練技術者の知見に依存していた業務を自動化・標準化する。1件あたり8~20時間かかっていた解析工程を約2時間程度に短縮し、最大90%の時間削減を実現する。
破面解析業務は、主に自動車部品などの金属製品の開発・試作過程で発生した破損の原因をナノレベルから推定し、設計条件や材料選定の改善につなげるもの。製品の性能向上や品質保証においても重要な役割を果たす。近年、電動化や自動化技術の急速な進展に伴い、製品開発を支える破面解析業務の標準化や効率化が求められていた。


