出光興産は、100%子会社の出光アメリカズホールディングス(IAH)を通じ、岩石風化促進(ERW)によるCO2除去(CDR)事業を展開するインプラネット社(ドイツ・ミュンヘン)に対し、融資を実行したと発表した。
ERWとは、細かく粉砕したケイ酸塩岩を農地に散布し、自然の風化プロセスを促進することで、大気中のCO₂を重炭酸イオンなどの形に変換して長期間貯留する手法だ。CO2除去に加え、土壌環境の改善や肥料・石灰資材の使用量削減といった副次的な効果も期待されている。
2050年のカーボンニュートラル達成に向けては、CO2排出量の削減だけでなく、大気中のCO2を除去するCDRの社会実装が重要とされている。特に、除去したCO2を長期間にわたり安定的に固定・貯留できる「耐久性の高いCDR」への期待が高まっており、ERWはその有望な手法の一つとして注目されている。


