東海理化は、自動車部品開発で培ったモーション認識技術「Motion+(モーションプラス)」とハプティクス技術「Haptics+(ハプティクスプラス)」を活用した体験型エンターテインメントコンテンツ『異世界魔法少女LUNA 推し、そこにいる』を制作した。
2026年9月29日(火)から10月23日(金)まで、愛知県名古屋市のFabCafe Nagoyaで無料展示する。同社はこの展示を通じて技術の認知拡大を図るとともに、導入・活用を検討する企業との接点創出につなげる狙いだ。
■ジェスチャーで魔法少女と交流
「Motion+」は、同社独自の骨格検知AIアルゴリズムを用いた技術で、身体へのセンサー装着を必要とせず、単眼カメラのみで全身・関節・手指の細かな動きを高精度に認識する。
今回のコンテンツでは、バーチャル空間に存在するキャラクター「LUNA」からのお願いやミッションに対し、手を振る・ポーズをとるなどのジェスチャーで直感的にコミュニケーションが取れる体験を提供する。
「Haptics+」を搭載したペンダントを身に着けると、LUNAからの呼びかけや魔法の発動に合わせてペンダントが振動し、映像や音だけでは得られない臨場感・没入感を体感できる。
■自動車技術をエンタメ・医療・教育へ
同社はこれまで、自動車向けのHMI製品においてハプティクス技術の開発を進めてきた。また、自動運転時代を見据え、乗員が姿勢を変えることなく空中操作ができるモーション認識技術「Motion+」を用いた車載製品の開発も行っている。
「Motion+」と「Haptics+」はゲームやキャラクターコンテンツなど幅広い分野への適用が可能で、推し活コンテンツをはじめとする次世代エンターテインメントの可能性を広げるとしている。
同社は今後、エンターテインメント分野での提案を通じて利用者のニーズを把握し、将来のモビリティにおける新たな操作体験やサービスの創出につなげる。さらに医療・福祉・教育など、人とデジタルが関わるさまざまな環境での直感的なインターフェース実現を目指す。
■トークイベントも開催
会期初日の2026年9月29日(火)18:00~19:00には、東京都市大学メディア情報学部教授の岡部大介氏を招いたトークイベントを開催する。テーマは「『そこにいる』を、つくる-身体性とコミュニケーションが生む次世代エンターテインメントの可能性」で、参加費は無料(事前申込制)だ。



