模型作りのための情報を掲載する『タミヤニュース』2026年10月号(Vol.689)で、富士モータースポーツミュージアム(静岡県小山町)で開催中の富士F1開催50周年企画展『知られざる富士の激闘』が紹介された。
『タミヤニュース』では、藤原よしお氏による「世界自動車見聞録」で同企画展を取り上げている。
展示会場にはティレル「P34」やコジマ「KE007」、「KE009B」、ウルフ「WR1」など、1976年と1977年に富士スピードウェイで開催されたF1にゆかりのあるマシンが並ぶ。企画展は、1976年に富士スピードウェイで日本初、さらに東洋初となる「F1世界選手権イン・ジャパン」が開催されてから50周年を迎えることを記念したものだ。
展示車両のひとつが、F1史上唯一、実戦投入された6輪車、ティレルP34だ。前輪に小径タイヤを4本配置する独特の設計を採用。1976年のスウェーデンGPでは1-2フィニッシュを達成し、6輪車としてF1史上唯一の勝利を記録した。
その活躍を受け、世界で初めてチームにロイヤリティを支払い、スケールモデルとRCカーとして製品化したのがタミヤだ。このP34はタミヤとのパートナーシップの証としてタイレルから寄贈された。ちなみに“タミヤのP34”は77年型をベースに76年型のカウルなどを装着したハイブリッド仕様だ。
コジマKE009B日本勢では、コジマ・エンジニアリングのKE007が展示される。1976年の日本初のF1開催に向けて開発された純国産マシンで、長谷見昌弘がドライブした。翌1977年のF1日本グランプリに向けて開発された後継車、KE009Bも展示。日本のプライベーターとして世界に挑んだマキ・エンジニアリングの「F101B」のモノコックとカウルも紹介する。
このほか、1977年のF1世界選手権で3勝を挙げたウルフ「WR1」も展示される。注目はそのリヤカウルにタミヤのツインスター・ステッカーが貼られていること。当時のピーター・ウォー監督は1960年代にロンドンで模型店を営んでいて、タミヤ元代表取締役会長の田宮俊作氏と親交があったという。
富士F1開催50周年企画展『知られざる富士の激闘』は、富士モータースポーツミュージアム2階展示エリアで2027年1月31日まで開催する。通常の入館料金で観覧できる。
同じ『タミヤニュース』で興味深いのは、「第二次大戦機の真相と深層 レシプロ戦闘機のプロペラ」。機体開発とプロペラとの関係が外観に表れた典型がヴォート「F4Uコルセア」だという。破格の2000馬力級エンジンの出力を引き出すため大径プロペラが選択され、プロペラと地面とのクリアランスを確保しつつ主脚長を短縮するために、逆ガル翼が導入されたのだ。
ヴォートF4Uコルセア
気になる見出し……●戦跡・博物館をたずねて ぶらっとヨーロッパ街歩き●TANKFEST 2026 戦車の祭典●第二次大戦機の真相と深層 レシプロ戦闘機のプロペラ ほとんど語られることのないプロペラにまつわる逸話●世界自動車見聞録 THE MOTORING DIARY●「みんなにミニ四駆の楽しさを知ってもらいたい」 6年生が立ち上げたミニ四駆倶楽部●新製品の紹介
『タミヤニュース』2026年10月号★出版・編集関連事業に携わる方々へ:御社で発行されるモビリティ(自動車、モーターサイクルなど)関連書籍/雑誌を当編集部までお送りください。『レスポンス』サイト上にて紹介いたします。送り先は「〒164-0012 東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー17階 株式会社イード『レスポンス』編集部」。








