フォルビア、「オンデマンドセンターコンソール」発表…工具なしでカスタマイズ可能

フォルビアの「オンデマンドセンターコンソール」
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フォルビア(FORVIA)は、車内の快適性とカスタマイズ性を向上させる新しいモジュラー式インテリアシステム「オンデマンドセンターコンソール」を発表した。

このシステムは、ユーザーと自動車メーカーが構造的な変更を行うことなく、交換可能なモジュールで車内をカスタマイズできるプラットフォーム。モジュールの再利用とアップグレードを可能にすることで、持続可能性の目標をサポートしながら、快適性と利便性を向上させる。

この革新的システムの中核となるのは、フォルビアが特許を持つ「ムードプラグ」だ。これは標準化された工具不要のプラットフォームで、信号を含む機械的・電気的接続をシームレスに統合し、設計変更なしに電力受信とデータ通信をサポートする。自動車メーカーは多様な車両セグメントにわたって効率的にカスタマイズされた機能を開発できる。

オンデマンドセンターコンソールは、耐久性、リサイクル性、軽量性能を重視して設計されている。工具不要のプラグアンドプレイシステムにより、ユーザーは気分に合わせて車内を簡単に変更できる。自動車メーカーにとっては、このモジュール設計により生産が合理化され、顧客ニーズの変化に対応できるスケーラブルなソリューションが実現される。

システムは換気システムの「スリムベント」や放射パネルなどのソリューションとも互換性を保つ。モジュール性と新機能により、放射パネルが提供する換気・暖房機能を維持し、室内の柔軟性を最大化しながら快適な室内環境を確保する。

モジュール機能と洗練された美学を融合したオンデマンドセンターコンソールは、ソフトタッチの表面、アンビエント照明、車内全体で調和する幾何学的フォルムを特徴とする。多様なモジュールにより柔軟性を提供し、ユーザーは快適性、仕事、レジャーに合わせてキャビンをカスタマイズでき、購入時とアフターセールスの両方でアップグレードをサポートする。

循環経済原則に沿って、このシステムはシステム全体の交換なしにモジュールのアップグレードや交換を可能にすることで、再利用を促進し廃棄物を最小化する。汎用ベースプラットフォームにより在庫が合理化され、セカンドライフアプリケーションをサポートする。革新と環境責任のバランスを取ることで、オンデマンドセンターコンソールは自動車メーカーが持続可能で長持ちするインテリアを提供することを支援する。

《森脇稔》

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