ヒョンデ傘下のキアは、EVバッテリーの透明性確保を目的とした世界初のセル単位でのバッテリーパスポート実証実験を欧州で開始したと発表した。
この画期的なシステムは、バッテリーセル1つ1つの詳細な健康状態データをリアルタイムで提供する。従来のバッテリーパック全体やモジュール単位での監視システムとは異なり、各セルの状態を個別に追跡できる。
実証実験では、デュコシ社のバッテリーセル監視システムを搭載したキア『EV3』を韓国から欧州に輸送し、2月にドイツに到着した。この試験車両は各セルのライブデータを監視・送信し、デジタルバッテリーパスポートにアップロードする機能を備えている。