アイトラッキング技術を手がけるトビー(Tobii)は9月25日、業界初となる単一カメラでドライバーモニタリングシステム(DMS)と乗員モニタリングシステム(OMS)を統合した車内センシングソフトウェアプラットフォームが、欧州の自動メーカーに採用されたと発表した。
これは、高いコスト効率と付加価値を両立した車内センシングの実現に向けた大きな一歩となるという。
このプラットフォームは、1つのセンサーでドライバーと乗員を同時にモニタリングする。これにより、EUの厳格な安全基準に対応しながら、快適性の向上、乗員ごとの個別最適化、先進的な運転支援を可能にする。さらに、車内と車外のシステムをつなぎ、追い越しなどの自動化機能をサポートするためのアテンションデータ(注意情報)を提供し、安全性と効率性を高める。