プロテリアル、100年以上の歴史ある自動車鋳物事業を米投資会社に譲渡へ

プロテリアルの自動車鋳物
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プロテリアルは9月9日、同社および子会社で営む自動車鋳物事業と排ガス用セラミックフィルター事業を米国の投資会社に譲渡することを決定したと発表した。

同社の自動車鋳物事業は、1910年に創業した前身の戸畑鋳物で自動車用鋳鉄製品の製造を開始して以来、100年以上にわたり独自開発の材料と形状設計を提案してきた。排ガス用セラミックフィルター事業については、2003年に製品を開発し市場投入して以来、商用車排出ガス規制に対応した製品の開発・提供により環境負荷低減に貢献している。

現在、当該事業は研究開発組織として素材研究所を有するほか、製造拠点として日本、韓国、米国、インドに4つの鋳造工場および機械加工工場を擁し、グローバルに事業を展開している。


《森脇稔》

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