産業用オイル・化学製品の輸入販売を手がける油研化学は8月29日、世界最大級の石油化学企業の中国石油化工集団(シノペック)の潤滑油事業を担うシノペック潤滑油会社と戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表した。
本提携により、世界中で高い評価を得ているシノペックブランドの潤滑油を日本市場に本格的に導入し、販売を開始する。日本独自の高い品質要求に応えるべく、これまで培ってきた油研化学の国内販売ノウハウとシノペックのグローバルな製品力を融合させ、日本市場における潤滑油の安定供給と認知度向上を目指す。
日本国内の潤滑油市場は、世界的な標準とは一線を画す独自の発展を遂げており、高い品質要求、低価格、安定供給に加え、日本独自の製品規格やラインナップが存在している。これらの特性は、海外メーカーにとって参入障壁となる一方で、日本市場に適した高度な対応力が求められる環境でもある。