トヨタ・モビリティ基金(TMF)は、交通事故死傷者ゼロを目指すための議論と活動を進める第3回「タテシナ会議」を開催した。
タテシナ会議は、クルマ・人・交通インフラの三側面から施策を進め、一人ひとりが事故に遭わないための行動変容を促すことを目指している。
世界保健機関(WHO)の2023年の調査によると、世界では年間119万人が交通事故で犠牲になっており、5歳から29歳の若年層の死因で最も多い。国内では歩行中と自転車乗車中の事故が依然として多く、特に60代以上と7歳の死傷者が目立つ。
今年の会議では、クルマの安全機能の進化も重要としつつ、技術の普及には時間やコストの課題があると指摘。未来を担う子供たちや自転車利用者を守るため、「今できる」対策として、人の行動変容を促す取り組みの可能性が議論された。