STマイクロエレクトロニクスは、最小0.6Vの電圧で最大6Aの出力電流を供給できる超小型で高効率な降圧電源の設計に貢献する車載用降圧コンバータ「DCP0606Y」を発表した。
同製品は、テレマティクス、ヘッドアップディスプレイ、インフォテインメント、マルチメディア・カメラのデジタル回路コア電源、ADAS電源など、高電流・低電圧のポストレギュレーションが必要なアプリケーションに最適という。また、製品開発の簡略化と期間短縮が可能な評価ボード「STEVAL-0606YADJ」も用意されている。
DCP0606Yには、ハイサイドおよびローサイドMOSFETと、ゲートドライバ回路、制御ロジック回路、保護機能、ソフトスタート回路が3×2mmのパッケージに集積されているため、最小限の外付け部品で設計が完了する。1つの抵抗器でスイッチング周波数を1.8MHz、2.25MHz、3.5MHz、または4MHzに設定できるため、小容量のコンデンサや小型のインダクタを使用できる。