村田製作所は、自動車用のC-V2X通信(5.9GHz帯)のノイズ対策に対応した世界で初めてのチップフェライトビーズ「BLM15VMシリーズ」を商品化したと発表した。2025年7月より量産を開始する予定だ。
近年、自動車市場において高周波無線通信の利用が増加している。現在はコンテンツ配信などの利用が中心だが、今後は自動運転やV2Xを含むADAS(先進運転支援システム)ならびにセーフティ用途への展開が予想される。機器の誤動作を回避するために高周波通信時の感度改善やノイズ対策への取り組みの重要性が増している。