豊田通商、車載電池用銅箔を安定調達へ…韓国SK子会社に出資

SKNXにおける銅箔製造工程の様子
  • SKNXにおける銅箔製造工程の様子
  • SKNXにおける銅箔製造工程の様子

豊田通商は、韓国SKグループのSKネックシリス(SKNX)とその子会社のSKネックシリス・マレーシア(SKNM)の株式譲渡契約を締結した。出資金額は1億1000万ドル(約160億円)だ。

リチウムイオン電池は、電動車の普及に伴い、今後もさらなる需要の増加が見込まれている。豊田通商は、車載用電池関連ビジネスを次世代に向けた成長の柱として位置づけ、銅箔をはじめとした車載用電池部材のサプライチェーン構築に注力している。

SKNXは、主にリチウムイオン電池の負極材である銅箔を世界各地で製造しており、世界最高水準の製造技術と世界有数の市場シェアを有している。


《森脇稔》

特集