ボッシュは、EDR(イベントデータレコーダー)のデータを活用し、正確で効率的な中古車評価を可能にする技術「Bosch Car History Report(BCHR)」の本格導入に向け、双日と代理店契約を締結した。
これにより、2025年10月から岐阜県のJU岐阜羽島オートオークションにてBCHRの販売とサービス提供を開始する。
日本の中古車市場では、事故歴や修復歴の有無が取引の信頼性に大きく影響する。自動車公正取引協議会の規約により修復歴の表示義務があるものの、現状は目視検査が主流で評価のばらつきや人的リソース不足の課題がある。さらに、ADAS(先進運転支援システム)搭載車両ではフレーム損傷が支援システムの動作に影響を及ぼす可能性がある。