デンソーは、これまで愛知県刈谷市の本社内で「デンソーギャラリー」として親しまれていたスペースを「デンソーミュージアム」としてリニューアルし、6月16日から一般公開を開始すると発表した。
デンソーは2024年12月に創立75周年を迎え、技術革新とモノづくりを通じて社会課題に挑戦し、世界に新たな価値を提供してきた。

新たなミュージアムは「これまでと これからの 挑戦のストーリー」をコンセプトに、5つのゾーンで構成されている。ゾーンは「ORIGIN(オリジン)」「HISTORY(ヒストリー)」「THE COLLECTION(ザ・コレクション)」「Theater(シアター)」「VISION STUDIO(ビジョンスタジオ)」で、約250点の展示を通じてデンソーの過去、現在、未来を紹介する。
展示では、社内外の仲間との強い絆や社員一人ひとりの熱い想いも感じられる内容となっている。ミュージアムは事前予約なしで自由に入館できるが、説明員によるガイドツアーを希望する場合や16名以上の団体、バスでの来館時はWEBサイトから事前予約が必要だ。

所在地は愛知県刈谷市昭和町1-1のデンソー本社5号館3階で、開館時間は会社稼働日の9時30分から17時まで。毎月1回、会社休日にも開館する日があり、詳細はWEBサイトで案内されている。入館料は無料で、展示言語は日本語、英語、中国語に対応。中国語はQRコードを読み取る形式で提供されている。
また、デンソーは75周年を記念して「75年史サイト」も開設しており、ミュージアムの一部展示内容も同サイトで閲覧可能だ。デンソーはこのミュージアムを通じて、これまでの歴史や挑戦を伝えるとともに、顧客や取引先などと共に社会課題の解決に取り組み、未来の創造を目指す、としている。