ステランティス、ブラジル最多の特許保有企業に…出願数は3倍に増加

ステランティスが南米最大の電動化技術開発センターをブラジルに開設(参考)
  • ステランティスが南米最大の電動化技術開発センターをブラジルに開設(参考)
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ステランティスは、ブラジル国内で最も多くの発明特許を保有する企業になったと発表した。ブラジル国立産業財産権機関(INPI)の公表したデータによるもの。同社は1年間で特許数を2023年の58件から2024年には185件へと3倍に増加させ、公営・民間企業を含むランキングでトップに立った。

この成果はステランティス内で継続的に進化してきた取り組みの結果という。2022年から2023年にかけて、同社はすでに発明特許数をほぼ倍増させており、今回さらに3倍の数字を達成した。これには安全で持続可能、かつアクセスしやすいモビリティソリューションをもたらす自動車技術が含まれている。

ステランティスはブラジルで最も投資を行っている自動車メーカーであり、今回の評価は同社が国内で自動車の設計、開発、プロジェクト立案、テスト、生産を行う技術力の高さを示すものとなっている。

ステランティスの南米エンジニアリング技術センターのマルシオ・トナーニ上級副社長は、「この結果により、ステランティスはブラジルの発展への取り組みを再確認し、顧客に革新的なソリューションをもたらすとともに、国内自動車産業を世界的な技術水準に引き上げている。さらに、世界クラスの専門家を育成・開発し、知識の創出、質の高い雇用、ブラジルのエンジニアリング強化に貢献するというコミットメントを強化していく」と述べている。


《森脇稔》

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