HORIBAグループの韓国法人の堀場エステック・コリアは、半導体ウェハ検査装置メーカーのEtaMax社を買収したと発表した。すでに株式譲渡を完了し、HORIBAグループの一員となっている。
この買収により、HORIBAグループが長年培ってきた分光技術と、EtaMax社が保有する化合物半導体ウェハ欠陥検査の知見やソフトウェア技術を融合させる。これにより、ウェハ検査装置のラインアップ拡充とソリューション提案力の強化を目指す。
近年、電動車両やAIの普及に伴い、データセンターの需要が拡大している。これに伴い、次世代パワー半導体と呼ばれる化合物半導体の採用が活発化している。化合物半導体は高性能と耐久性を誇る一方で、製造プロセスにおけるウェハの欠陥による歩留まり低下が課題となっており、正確かつ効率的な検査が求められている。