カワサキは大型ツーリングモデルの新型『ヴェルシス 1100 SE』を4月12日に発売する。ロングストロークサスペンション、アップライトなライディングポジション、快適なシート、優れたウインドプロテクション等、ロングツーリングに最適な装備を充実させた。価格は209万円。
新型ヴェルシス 1100 SEでは、水冷4ストローク並列4気筒エンジンの排気量を1043ccから1098ccに拡大、120psから135psへと最高出力を向上。新ギヤレシオを採用しハイギヤード化することで、中高速回転域のトルクアップと高回転域での爽快なライディングフィールを提供する。

また、低いエンジン回転域から作動するKQS(カワサキクイックシフター)やグリップヒーター、クルーズコントロールを標準装備。高い快適性を獲得した。21リットルの燃料タンクとECUセッティングより25.6km/リットルという燃費性能(国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、2名乗車時)を実現している。
快適なツーリングに貢献するカワサキ独自の電子制御技術が満載なのも特徴だ。カワサキエレクトロニックコントロールサスペンション(KECS)、LEDコーナリングライト、フルカラーTFTインストゥルメント、音声コマンド対応のスマートフォン接続機能など、先進の装備と機能を標準搭載する。

KECSは、ショーワのスカイフックEERA(電子制御ライドアジャスト)テクノロジーを採用することで、路面コンディションや走行状況に合わせて瞬時に減衰力を変化させ、つねに理想的な減衰力を提供するもの。走行中にサスペンションの減衰力を調整することで車輪が路面のくぼみや段差に追従し、可能な限り車体の垂直位置を保つ。
同時装着可能なパニアケースとトップケース「クリーンマウントパニアシステム」等の多彩な別売りアクセサリーも用意。ライダーの趣向に合った外観やより快適なツーリングにするためのカスタマイズが可能となっている。

カラーは「メタリックグラファイトグレー×メタリックディアブロブラック」で、傷を自己修復することが可能な「ハイリーデュラブルペイント」を一部に採用している。