ステランティス、長期レンタカー返却車の再利用システム構築…循環型経済を支援

ステランティス傘下「Leasys」が長期レンタカー返却車の再利用システム構築
  • ステランティス傘下「Leasys」が長期レンタカー返却車の再利用システム構築

ステランティスの子会社でモビリティ事業を手がけるLeasysと、クレディ・アグリコルは、長期レンタカーの返却車両を再利用するプロセスを構築したと発表した。再レンタル向けの中古車は、ステランティス認定の整備工場で定期的な追加点検も受け、利用者に最高のパフォーマンスを提供できるよう管理されるという。

この取り組みの中心となるのが、イタリア・トリノにあるステランティスのSUSTAINeraに設けられた5000平方m以上の専用エリアだ。ここでは返却された車両の徹底的な点検が行われ、機械的な部分や車体の修復が必要に応じて実施される。

両社の協力関係は、車両の使用期間を延長し、新たな資源の需要を減らし、廃棄物を最小限に抑えるという循環型経済の理念に基づいている。このプロセスにより、中古車を安全で競争力のある料金の長期レンタル車両として提供しつつ、サプライチェーンの無駄を削減することが可能となるという。


《森脇稔》

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