みずほ銀行は、英国でリチウムイオン電池(LiB)のリサイクル事業を展開するAltilium Metals Ltd.に250万ドルの出資を行ったと発表した。この出資は、みずほ銀行の「トランジション出資枠」を活用したものだ。
Altiliumは2020年に設立された企業で、電気自動車(EV)などに使用されるLiBをリサイクルし、低炭素かつ持続可能な再生電池材料を製造する実証プラントを操業している。同社は将来的に英国で大規模な商用プラントを建設し、LiBの回収から電池材料の製造までを一貫して担うビジネスモデルの確立を目指している。
この事業は、経済安全保障の観点から重要性が高まっている希少金属の循環型サプライチェーン構築を目的としている。みずほ銀行は、サステナブルな社会・経済の実現に向けて、多岐にわたるテーマの相互連関性を意識して取り組むことが重要だと考えている。