本田技研工業(ホンダ)は2月13日、2025年3月期第3四半期決算短信(連結)を発表した。売上収益は、二輪事業における増加や為替の影響により増収。営業利益は、販売影響による利益減や研究開発費の増加があったものの、売価およびコスト削減による利益増で増益となった。
第3四半期の累計(2024年4月1日~2024年12月31日)連結業績は、売上収益が対前年同四半期比8.9%増の16兆3287億2500万円、営業利益が5.9%増の1兆1399億2000万円、税引前利益が3.1%減の1兆2255億5900万円、四半期利益が6.9%減の8604億2700万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は7.4%減の8052億6300万円だった。営業利益率は7.0%となった。
2025年3月期第3四半期累計の連結経営成績
%は対前年同四半期増減率
売上収益:16兆3287億2500万円(8.9%増)
営業利益:1兆1399億2000万円(5.9%増)
税引前利益:1兆2255億5900万円(3.1%減)
四半期利益:8604億2700万円(6.9%減)
親会社の所有者に帰属する四半期利益:8052億6300万円(7.4%減)
●二輪は台数増・増益、四輪は台数減・減益
販売実績について、二輪事業はグローバルで販売台数が好調に推移し、第3四半期累計で11.1%増の1550万台を販売した。インド、ブラジルでの堅調な需要やベトナムでの景気回復による増加があった。二輪事業の営業利益は21.9%増の5016億円。
四輪事業は、北米での堅調な販売があったものの、中国を中心としたアジアでの減少により、前年同期から9.5%減の281万7000台となった。日本での第3四半期の販売は、競争激化などにより前年同期を下回った。四輪事業の営業利益は12.6%減の4026億円。
