アイシン、アイシン化工と合併契約を締結…事業の再編を加速

アイシン本社
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アイシンは、連結子会社のアイシン化工との合併契約を締結したと発表した。合併の効力発生日は4月1日を予定している。

この合併は、自動車業界を取り巻く環境の大きな変化に対応するためのものだ。カーボンニュートラルやモビリティの電動化、知能化の流れが加速する中、特に電気自動車(BEV)化により自動車の構造やユーザーの求める価値、サプライチェーンのあり方など、産業全体のバリューチェーンが大きく変化している。

アイシンはこうした環境変化を事業機会に変えるべく、社会課題を解決する事業を成長領域と位置づけ、事業ポートフォリオの変革を推進している。グループ全体でリソースを最適に配分・活用することを目的に、分社化経営からグループ経営へと舵を切り、成長領域のさらなる強化・拡大を目指す。


《森脇稔》

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