ダイハツ工業は1月30日、2024年暦年(1~12月)の販売、生産、輸出実績を発表した。国内販売は3年ぶりマイナス、グローバル販売は4年ぶりのマイナスだ。認証不正問題に伴う日本国内での販売・生産中止の影響は大きいようだ。
●販売がマイナスに転じる
グローバル販売は53万6588台、前年比67.9%。国内販売が減少し、4年ぶりに前年同期実績を下回った。2024年12月まで5か月連続で前年同月実績を下回っている。マレーシアの連結子会社、プロドゥアを含むグローバル販売は89万4690台、前年比79.8%となり、マイナス幅は小さくなる。
国内販売は36万7348台、前年比61.7%。軽自動車、登録車ともに減少し、3年ぶりに前年同期実績を下回った。2024年12月まで5か月連続で前年同月実績を下回っている。うち軽自動車は35万0186台で、前年比61.9%。
全国軽自動車協会連合会の2024年軽乗用車販売ランキングでは、ダイハツの最上位は3位の『タント』で9万3759台、前年比58.8%。ついで5位の『ムーヴ』が4万1997台、前年比40.2%、そして10位『タフト』が3万8204台、前年比64.4%でベスト10入り。なお1位はホンダ『N-BOX』で20万6272台、前年比89.1%となっている。
海外販売は16万9240台、前年比86.7%。マレーシアが増加し、4年連続で前年同期実績を上回った。ただし2024年12月まで4か月連続で前年同月実績を下回っているのは不安材料だ。プロドゥア含む海外販売は52万7342台で、前年比100.4%で微増。