堀場製作所(HORIBA)は1月29日、グループ会社のホリバMIRA社(英国)が、Euro NCAP(欧州新車アセスメントプログラム)における衝突安全性能(Passive Safety)の認定を取得したと発表した。
同社の車両エンジニアリングと試験エンジニアリングとを合わせた包括的なコンサルティング力で、グローバルに広がる顧客の多様なニーズに応じた車両開発プロセスを提案し、工数・コストの削減ならびに開発期間短縮に貢献するとしている。
また、衝突安全性能と2023年に取得した予防安全性能(Active safety)の両認定を取得することで、ホリバMIRA社は完成車を拡販する上で重要な安全性の証明をする役割を担う。高い安全性をめざした車両エンジニアリングを提供し、顧客のブランド力向上と車両の販売拡大につながる付加価値の高い開発支援サービスを提供していく。
ホリバMIRA社は、Euro NCAPの予防安全性能と衝突安全性能の認定取得を見据えた設備投資を実施してきた。衝突安全性能に対しては、既存の衝突試験施設を40%拡張し、MPDB衝突試験に必要な170mの牽引スペースを確保した。これにより、MPDB衝突試験に対応できる英国初の試験施設となる。