アイシンら3社、次世代太陽電池の実用化加速…愛知県で実証実験へ

アイシン、中部電力ミライズ、関西電力の3社の「ペロブスカイト太陽電池普及拡大プロジェクト」
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アイシン、中部電力ミライズ、関西電力の3社が共同提案した「ペロブスカイト太陽電池普及拡大プロジェクト」が、「あいちカーボンニュートラル戦略会議」の事業化支援対象に選定された。

このプロジェクトは、次世代太陽電池として注目されるペロブスカイト太陽電池の社会実装を目指すものだ。

愛知県は2025年春頃に「あいちペロブスカイト太陽電池推進協議会」を設立する予定で、提案企業3社に加えてサプライチェーン全体の関係者に参加を呼びかけている。協議会を通じて、実証実験に関する検討やモデルケースの確立など、プロジェクトの実現に向けた取り組みを進める。

プロジェクトでは、ペロブスカイト太陽電池の導入ポテンシャル調査に加え、アイシンが研究開発する太陽電池を愛知県内の公共施設などに設置し、導入拡大に伴う課題の確認とその解決策を検討する。その後、他の公共施設や民間施設でも導入実証を行い、導入モデルケースを確立することで、愛知県で全国に先駆けた社会実装を目指す。


《森脇稔》

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