Turing(チューリング)は、600万フレームにおよぶ世界最大規模の自動運転マルチモーダルデータセット「CoVLA-Dataset」をオープンデータとして公開した。
また、同データセットを活用し、未来軌跡への追随性を強化した生成世界モデル「Terra」のモデルファイルおよびソースコードも公開した。さらに、行動指示への追従性能を定量的に評価可能なベンチマーク「ACT-Bench」を発表した。
完全自動運転の実現には、複数のデータを用いて高度な判断を行うマルチモーダル大規模言語モデル(MLLMs)が重要。しかし、AI学習用の大規模データセットの不足がボトルネックとなっている。チューリングはこの課題を解決するため、CoVLA-Datasetを公開し、研究者や開発者が自動運転技術の開発を進められる環境を整えた。