<ゲスト講師>
シーメンス株式会社 産業営業統括部 兼 医薬産業事業統括部 統括部長 濱地 康成 氏
<モデレーター>
スズキマンジ事務所 代表(株式会社デンソー 技術企画部 CX)鈴木 万治 氏
シーメンスは、未来のスマートファクトリーをデジタルツインやAIを駆使し、生産効率や柔軟性を高めるデジタル化された自律的な工場と定義しています。このビジョンは、Industry 5.0のコンセプトに基づき、IT技術と人を融合させ、競争力の強化に寄与するものです。EUでは、特に自動車業界でこのようなコンセプトに基づいた工場づくりが進んでおり、スマートファクトリーの実現が業界全体の持続可能な成長を支えるものとして期待されています。一方で、日本はデジタル化の面で欧州に遅れを取っており、特に環境問題やサステナビリティと結びついた欧州の取組みから学ぶべき点が多くあります。単なる効率化にとどまらず、デジタル技術を活用し、持続可能な成長を目指すことが求められています。
本講演では、シーメンスが持続可能な成長に向けてどのような取組みをしているかについてお伝えします。特に自動車業界に向けて、シーメンスが提供できるデジタルソリューションとその活用方法についても紹介し、持続可能で競争力のある未来の工場づくりを共に目指す方法について議論します。また、対談では、日本企業が学ぶべきポイントや、日本の強みを活かす方法についても話し合います。
1.シーメンスとは? Industry 4.0の本質そして、Industry 5.0へ
2.日本と世界の差の広がり? WEF視点で考えるモノづくり大国日本の現実
3.日本のモノづくりと世界のモノづくりの違い
4.Green smart factory を創る上で理解すべき、KPI 世界の動向を踏まえて
5.Siemens Erlangen工場・Amberg 工場における具体的な取組み
6.まとめ
7.対談・質疑応答