トヨタ・モビリティ基金(TMF)は11月20日、東京の11月28日を皮切りに、全国5都市で「地域の移動の仕組みづくり」シンポジウムを開催すると発表した。国土交通省の後援を得て、12月17日まで、東京、仙台、岡山、名古屋、福岡で順次開催される。
TMFはこれまで、地域の移動課題解決に向けた助成事業を通じて、より良い暮らし作りに貢献してきた。人口減少や人手不足、地域経済の縮小を背景に、日常生活における移動手段の確保が深刻な課題となっている中、TMFは継続的にシンポジウムを開催し、地域の移動の利便性向上について考える機会を提供してきた。
今回のシンポジウムは4回目の開催となる。TMFの継続的な支援の取り組みが、国土交通省の「共創モデル実証運行事業」として認められたことを踏まえ、TMFの事業や各地の事例紹介に加え、国土交通省の「地域の公共交通リ・デザイン実現会議」や「『交通空白』解消本部」における取り組みについても説明される予定だ。