三菱自動車工業は10月30日、2025年3月期第2四半期(中間期)決算を発表した。販売台数は5%増、売上高は微減で、営業利益と経常利益は減益となったが、通期業績見通しに前回発表から変更はない。
三菱自動車によると、業界全体の車両供給増加による競争激化に加え、主にタイ、インドネシアにおいての、マクロ経済の回復遅れが自動車需要低迷を招き、同社を取り巻く販売環境は厳しい状況が続いているという。
◆販売台数は5%増、売上高は2%減で減益
中間連結会計期間(4~9月)の業績は、販売台数はグローバルで前年同期比5%増の40万8000台、売上高は2%減の1兆3074億円となった。営業利益は907億円(13%減)、経常利益は692億円(43%減)となった。
配当については、第2四半期末に7円50銭を配当、2025年3月期も7円50銭の予想。直近に公表されている配当予想からの修正はない。
◆連結業績予想に変更なし、売上高は2兆8800億円
通期の連結業績予想については、5月8日に公表した予想に変更はない。売上高は2兆8800億円(前期実績比3.2%プラス)、営業利益1900億円(0.5%減)、経常利益1900億円(9.1%減)との見通し。