村田製作所、多機能6軸慣性センサー開発…自動運転時代に対応

村田製作所の自動車向け同期機能付き高精度6軸慣性力センサー「SCH1633-D01」
  • 村田製作所の自動車向け同期機能付き高精度6軸慣性力センサー「SCH1633-D01」

村田製作所は11月11日、世界最高水準の自動車向け同期機能付き高精度6軸慣性力センサー「SCH1633-D01」を開発したと発表した。すでにサンプル出荷を開始しており、量産開始は2025年前半を予定している。

近年、自動車業界ではAD(自動運転)やADAS(先進運転支援システム)の導入が進んでおり、より高精度な自己位置推定が求められている。また、UNECEによるヘッドライトのレベリング規制が2027年に予定されており、これらの法規に準拠することも必要となっている。

このような背景から、村田製作所は3D MEMSとシステム設計技術を活かし、世界最高水準の自動車向け同期機能付き高精度6軸慣性力センサーを開発した。


《森脇稔》

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