BMWグループは10月21日、ドイツ東バイエルン地方にある2つの工場で、2025年から屋根に設置した太陽光発電システムによる電力供給を開始すると発表した。
この取り組みは、自動車メーカーの再生可能エネルギー利用拡大と持続可能な生産への取り組みを示すものだ。
BMWグループは、ディンゴルフィング工場とレーゲンスブルク工場の屋根に太陽光パネルを設置し、合計14MWpの発電能力を持つシステムを構築する。ディンゴルフィング工場には11.1MWpの設備が導入され、ドイツ国内でも最大規模の屋根置き太陽光発電システムの1つとなる見込みだ。
両工場の年間発電量は、ディンゴルフィングが11.3GWh、レーゲンスブルクが2.9GWhと推定されており、合計で数千世帯分の年間電力消費量に相当する。BMWグループは、この電力を直接供給契約に基づいて工場で使用する予定だ。