作業履歴を自動で記録・管理、KTCのトレサス…ジャパンモビリティショー ビズウィーク2024

KTCトレサス(ジャパンモビリティショー ビズウィーク2024)
  • KTCトレサス(ジャパンモビリティショー ビズウィーク2024)
  • KTCトレサス(ジャパンモビリティショー ビズウィーク2024)
  • KTC nepros ID(ジャパンモビリティショー ビズウィーク2024)
  • KTCブース(ジャパンモビリティショー ビズウィーク2024)

総合ハンドツールメーカーの京都機械工具(KTC)は、10月15日から18日にかけて幕張メッセで開催された「ジャパンモビリティショービズウィーク2024」に出展した。KTCは、作業履歴を記録・管理・分析する「TRASAS(トレサス)」システムを中心に訴求した。

近年、人手不足や不正行為に関連するボルト締結事故が増加し、企業の作業品質に対する責任が高まっている。このような背景から、KTCは工具・作業のデジタル化を進め、課題解決のためのトレサスを提案している。トレサスは、工具や測定具にセンシング技術を組み込み、測定データをブルートゥースとインターネット経由で端末に送信するシステムだ。これにより、作業履歴を「記録・管理・分析」する。

幕張メッセで解説にあたった、T&M推進本部TRASAソリューション営業部ソリューション営業グループの西岡宏紀氏は「ほんとうに締め付けましたか、と。締めたかどうかの履歴が自動的に残る」と説明する。トルクの数値だけでなく、作業者、工具、作業箇所などのデータが記録される。「作業者による数字の読み間違い、書き間違い、後工程での読み間違いを防げる」。


《高木啓》

特集