小糸製作所は9月17日、米州における中長期的な自動車産業の成長や受注拡大への対応として、メキシコ及びブラジルにて生産能力を増強することを決定した、と発表した。
中南米においては、人口増加や経済成長等を背景に、今後も中長期的な自動車産業の成長が期待されている。米州事業は、米国・メキシコ・ブラジルの3か国にて自動車照明機器の生産・供給体制を構築しているが、この地域における積極的な新技術の提案活動により、日系に加え米系自動車メーカーからの受注が拡大している。これにより、ブラジルの売上は2026年度に2023年度比約2倍、メキシコでも2028年度に同約2倍となる見込みであり、米州における生産能力の不足が予想される。