TDK、車載用積層セラミックコンデンサの新製品を開発…最新の電動車に対応

TDKの車載用積層セラミックコンデンサの新製品
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TDKは9月10日、積層セラミックコンデンサ(MLCC)の金属端子付き多連型メガキャップ「CA」シリーズで車載用途向け製品を開発し、量産を開始した、と発表した。

この新型MLCCは、金属端子付きとして業界最大の3連化構造を持ち、Class1の1000Vで99nF、Class2の100Vで47ミクロンFなど、多くのラインナップを揃えている。

近年、温室効果ガスの排出低減を目的としたハイブリッド車やEVなどの電動パワートレインを搭載した自動車や高効率な充電技術の開発が進んでいる。これに伴い、搭載されるインバーターやOBC、WPTなどのサブシステムの消費電力が増加しており、MLCCにも大電流対応や大容量化が求められている。


《森脇稔》

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