大同特殊鋼は9月9日、ギガキャスト工法に対応した熱間金型用鋼「DHA-GIGA」の販売を開始した、と発表した。
「DHA-GIGA」は超大型のダイカスト金型に求められる焼入性を向上させ、従来の金型用鋼に比べ使用中の割れを抑制できる。これにより超大型ダイカスト金型の寿命の安定化を実現し、大型ダイカスト部品のトータルコスト低減に貢献する。
超大型ダイカスト金型用鋼の開発は日本初で、まずはギガキャスト工法の適用が先行している中国市場において本格的な発売を開始し、日本国内をはじめとした他地域についても順次供給体制の整備を進めていく。今後拡大する需要をとらえ、2030年には年間40億円の売上規模を目指す。