コンチネンタルは7月30日、廃タイヤから高品質の炭素ブラック(rCB)を再生する技術を持つパイラム・イノベーションズと、10年間の長期購入契約を締結した、と発表した。
これにより、コンチネンタルは将来的に乗用車タイヤの量産に再生炭素ブラックを使用する予定。両社は2022年に開発契約を結んでおり、今回の契約はその協力関係をさらに強化するものだ。
炭素ブラックはタイヤ製造や他の工業用ゴム製品の製造において重要な原材料。炭素ブラックを使用することで、タイヤの安定性、強度、耐久性が向上する。廃タイヤから再生された炭素ブラックを使用することで、化石原料の使用とCO2排出量の削減が可能となる。