ルネサス エレクトロニクスは6月20日、ソフトウェアを継続的かつ安全にアップデートできる次世代自動車であるソフトウェア定義車両(SDV)を開発するためのプラットフォーム「R-Car Open Access(RoX)」の提供を開始したと発表した。
RoXプラットフォームは、ルネサスの車載用SoC(System on Chip)とマイコン向けの開発プラットフォームであり、ADAS(先進運転支援システム)、IVI(車載インフォテインメント)、ゲートウェイアプリケーションに共通して利用できる。
RoXプラットフォームは、ハードウェア、OS、ソフトウェア、AIアプリケーションをシームレスに展開するためのクラウドAI開発環境を含む各種ツールを統合している。これにより、SDV設計の複雑さを大幅に軽減し、開発期間とコストを削減することが可能となる。
ルネサスはRoXプラットフォームの一環として、アマゾン ウェブ サービス(AWS)に対応したクラウドAI開発環境「AI Workbench」のデモを、6月20日から21日まで幕張メッセで開催されるAWS Summit JapanのAWS Village内Industry Zone(CC-072)に出展する予定である。
RoXプラットフォームは2つのバージョンで提供される。