バッテリーマネジメントを手がけるイートロン・テクノロジーズとエッジAI技術のシンティアントは6月18日(日本時間同日16時)、ドイツで開幕する「The Battery Show Europe 2024(欧州バッテリーショー2024)」に共同開発した新しいシステムオンチップ(SoC)を初公開する。イートロン・テクノロジーズが6月14日に発表した。
このAI-BMS-on-chipは、バッテリー容量を10%追加し、寿命を最大25%延ばすことができる。また、製品の市場投入までの時間を短縮する。イートロンのインテリジェントソフトウェアレイヤーと、シンティアントの低消費電力ニューラルディシジョンプロセッサを組み合わせたこのソリューションは、コスト効果の高いパッケージで優れた性能と効率を提供するという。
イートロンの事前トレーニング済みモデルは、バッテリーの状態、充電状態、および残りの使用可能寿命を高精度で評価し、利用可能な電力を最大化する。予測診断により、バッテリーの潜在的な問題を早期に検出し、安全性を向上させる。