ボッシュの水素エンジン、2024年内発表へ…充填時間の短縮もめざす

ボッシュの水素関連技術
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ボッシュは5月20~23日、米国ラスベガスで開催された「Advanced Clean Transportation (ACT) Expo」に、開発を進めている水素技術を出展した。

ボッシュは水素技術の進展に注力しており、水素バリューチェーン全体にわたる複数の技術ソリューションを用意している。モバイル燃料電池や水素エンジン向けのコンポーネントを拡充し、エンジン性能の最適化を図っている。また、水素の充填時間を短縮するためのクライオポンプ技術や水素生産のための電解槽技術も開発中だ。

ボッシュは2030年までに水素技術での売上が約5億5000万ドルに達すると見込む。2023年には約5億3000万ドルを水素技術の開発と製造に投資し、2024年にも同額を投資する計画だ。

ボッシュは水素エンジン向けのコンポーネントとシステムを開発しており、2030年までに水素エンジン技術の市場規模が約10億ドルに達すると予測している。初のボッシュ製コンポーネントを搭載した水素エンジンが、年内にデビューする予定だ。


《森脇稔》

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