産業機器・技術輸出入・販売をてがけるイリスは、1月24日から26日まで東京ビッグサイトで開催される「第16回オートモーティブワールド展」(オートモーティブワールド2024)に出展する。
生産工程で、コネクタ嵌合時のクリック音を検知して、半嵌合による不具合を解消するためのデバイスを紹介する。
オートモーティブワールドは、カーボンニュートラル、電子化・電動化、自動運転、コネクティッド・カー、軽量化など、自動車業界の最先端技術が集結する場だ。
イリスが今回紹介するのは、iNDTact社のセンシングシステム製品「smartCLICK」だ。自動車業界では、電気自動車(EV)や自動運転の需要が高まる中、車両1台あたりのワイヤーハーネスやコネクタの数が増加している。これに伴い、製造工程でのコネクタの組付け作業も増えており、効率化が求められている。
smartCLICKは、小型で高感度のセンサ技術を駆使し、コネクタ嵌合時の微小なクリック音を検知することで、組付けが正しく行われたかどうかを自動で判定するシステムだ。作業者はグローブにセンサを取り付け、Bluetooth搭載モジュールを手首に装着する。作業時の嵌合音が受信機に送信され、組付けのOK/NOKを判定する。これにより、半嵌合による不具合を解消し、品質の向上と作業者の負担軽減が期待できる。