マツダ 毛籠次期社長「現場に光を当て、現場を支援する風土を大切にしていきたい」

社長交代を発表するマツダの丸本明社長(右)と毛籠勝弘取締役専務執行役員
  • 社長交代を発表するマツダの丸本明社長(右)と毛籠勝弘取締役専務執行役員
  • マツダ次期社長に内定した毛籠勝弘取締役専務執行役員

マツダは3月17日、広島市のホテルで緊急会見を開き、丸本明社長が相談役に退き、毛籠勝弘取締役専務執行役員が社長に昇格すると発表した。社長交代は5年ぶりで、6月の株主総会後に正式に就任する。

「2018年に社長に就任して以降、経営を取り巻く環境は大きく変化した。先を見通せない状況が今も続いているが、そのような状況の中、北米新合弁工場、ラージ商品群と電動化技術、米国販売ネットワークの構築などブランド価値向上への投資も計画通り実行できた」と丸本社長は5年間を振り返り、次期社長に毛籠専務を選んだ理由をこう説明する。

「北米マツダのCEOとしてブランド価値経営を定着させながら、販売ネットワーク、自動車販売金融の改革を実行し、現在では最も収益を上げる市場に変革してきた。加えて、マツダの役員の中でも、会社全体を俯瞰し、将来を見据えた考え方や発言ができ、コミュニケーション能力も長けている点を評価して選任した」


《山田清志》

編集部おすすめのニュース

特集