ブリヂストンは2月16日、2022年12月期(2022年1-12月)の連結決算を発表。タイヤ販売好調に加え、円安効果もあり、同社初の売上4兆円超えを達成した。
2022年通期の乗用車・小型トラック用タイヤ販売は、前年比1%増(2019年同期比9%減)となった。市販用は第3四半期に入りやや需要が減速するも、相対的に需要の強いプレミアムタイヤにおける販売シェアが伸長。新車用は自動車各社の車両生産状況が改善し、第3四半期以降のタイヤ販売は対前年で増加に転じ、年間でも販売が拡大した。
トラック・バス用タイヤは同1%減(同2%減)となった。市販用は日本・北米・欧州での販売が堅調に推移し、特に北米では19年を大きく上回り、堅調さが際立つ。新車用は第2四半期以降、半導体影響からの需要回復の動きが継続。特に欧州での販売が好調に推移した。