施設利用者の行動や属性を可視化 トヨタ紡織がシステム開発

中部国際空港
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  • 施設来場者の行動や属性を可視化するシステムでのデータ提供の流れ(イメージ)

トヨタ紡織は、施設内に設置した複数のセンサーやカメラで収集したデータを、複合的に処理するアルゴリズムで、施設利用者の行動や属性を可視化するシステムを開発した。11月4日に同社が発表した。

開発したシステムを使って属性データを提供するサービスを中部国際空港で開始した。こうしたサービスは初めて。今回の取り組みは、中部国際空港、名古屋大学、豊田中央研究所とともに、空港内での商業利用機会向上、満足度向上の施策につなげるのを目的にスタートし、実証実験を経て、本格運用する。

開発したシステムは、空港内に設置したWi-Fiパケットセンサー、人数カウントセンサー、顔認識カメラを活用した属性推定センサーから取得したデータを、複合的に処理する。その上で、来場者の行動、来場目的、滞在時間、エリア別利用割合、人数、性別、年齢、感情など、属性を可視化する。


《レスポンス編集部》

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