矢野経済研究所は、国内の自動車用フィルム・シート市場に関する調査を実施。AR-HUD向け合わせガラス用中間膜の需要増加などで2023年の市場規模は前年比5.8%増の1億4530万平方メートルに拡大する見込みだと発表した。
調査は内装用加飾フィルム(水圧転写フィルム、IMR転写箔、IMF用フィルム、OMF用フィルム)メーカー、外装用加飾フィルムメーカー、ウィンドウフィルムメーカー、合わせガラス用中間膜メーカー、車載ディスプレイ前面板用樹脂シートメーカーなどを対象に、2022年7月から9月までの期間、同社専門研究員による直接面談ならびに文献調査併用して行った。