23年前に廃止された新潟交通の電車が復活…新潟市で体験乗車会 10月9日

体験乗車に使われるモハ11。かぼちゃ電車保存会の手により2019~2021年にヘッドライトやテールライト、車内灯が点灯するように改修された。
  • 体験乗車に使われるモハ11。かぼちゃ電車保存会の手により2019~2021年にヘッドライトやテールライト、車内灯が点灯するように改修された。
  • 廃止まで1年を切った頃の新潟交通モハ24号。1998年5月30日。
  • 月潟駅で折返す「かぼちゃ電車」。1998年5月30日。
  • ロングシートだった車内。1998年5月30日。
  • 新潟交通の電動貨車モワ51。貨物室付き電車という存在で国鉄貨車の牽引にも使われたが、貨物輸送廃止後は除雪車の牽引が主体となった。旧月潟駅に保存されている。1998年5月30日。
  • 現役時代の月潟駅。戦前に建てられた木造駅舎で、通常は非公開。1998年5月30日。
  • ローカル色満点だった月潟駅の窓口。1998年5月30日。
  • 鄙びた風情の月潟駅改札口。1998年5月30日。

1999年4月に廃止された新潟交通の電車線(東関屋~月潟間)を走っていた電車が10月9日、旧月潟駅(新潟市南区)で23年ぶりに走行することになった。

この電車は戦前の1933年に登場したモハ11形モハ11号の足回りに1966年、新造車体を組み合わせたモハ10形11号(モハ11)で、新潟交通電車線の廃止まで運用。塗色がかぼちゃに似た緑とオレンジのツートンカラーになっていることから、いつしか「かぼちゃ電車」と呼ばれるようになった。

廃止まで1年を切った頃の新潟交通モハ24号。1998年5月30日。廃止まで1年を切った頃の新潟交通モハ24号。1998年5月30日。

廃止後は新潟市の所有となり、市民団体の「かぼちゃ電車保存会」が保存活動を手がけてきたが、自走することができないため、当日は「アント」と呼ばれる貨車移動機が牽引。片道約50mをおよそ5分で往復走行する。

ロングシートだった車内。1998年5月30日。ロングシートだった車内。1998年5月30日。

発車時刻は10時30分、11時15分、12時、13時、13時45分、14時30分、15時15分、16時(ただし10時30分は招待客のみ乗車可)で、乗車費用は大人200円・子供100円。乗車には専用サイトでの予約が必要(先着順)。1列車あたりの定員は35人で、1人1回まで乗車できる。

会場となる旧月潟駅へのアクセス。会場となる旧月潟駅へのアクセス。現役時代の月潟駅。戦前に建てられた木造駅舎で、通常は非公開。1998年5月30日。現役時代の月潟駅。戦前に建てられた木造駅舎で、通常は非公開。1998年5月30日。
《佐藤正樹》

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