バッテリースワップはEVの未来なのか、中国バッテリースワップ市場への参入が加速

バッテリースワップはEVの未来なのか、中国バッテリースワップ市場への参入が加速
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2022年、Contemporary Amperex Technology Co. Ltd. (CATL)が、寡占状態にある中国のバッテリースワップ市場へ公式に参入しました。

同社の完全子会社であるContemporary Amperex Energy Service Technology Ltd. (CAES)は、モジュール式バッテリースワップソリューションであるEVOGOを上市し、Aulton New Energy Automotive Technology Co., Ltd. (Aulton)、Nio、Hangzhou First Technology Co. Ltd. (Botan)といった同市場のフロントランナーとの競争に突入しました。

CAESのソリューションは、電池ブロック、高速バッテリースワップステーション、アプリの3つで構成されています。バッテリーは、”Choco SEB”という名称で販売されていますが、このSwapping Electric Block(SEB)が、板チョコに似た形状をしていることに由来します。

これは競争が激化する中国のバッテリースワップ市場の最近の動向の1つにすぎません。2021年9月には、Geelyが2025年までに中国で5000のバッテリースワップステーションを開設する計画を発表し、同じ中国の自動車メーカーのNioは、2025年までに世界で4000のステーションを開設する目標を発表しました。

そして現在、Bosch、三菱商事、Blue Park Smart Energy (BPSE)が、より効率的なバッテリースワップを実現するビジネスモデルの開発のために提携するニュースが発表されている。これらの提携企業は現在、車両電動化の推進につながる、初期投資そして運用コスト低減を目標に、バッテリー・アズ・ア・サービス(BaaS)のアプローチを活用し、中国市場に向けてのパイロットプロジェクトに取り掛かっています。


《フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社》

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