岡山県内を走る両備バスは、日本空港ビルデングおよびINFORICHとともに、3月8日から路線バス車内にてモバイルバッテリーシェアリングサービス「ChargeSPOT」の実証実験を開始した。同サービスを路線バス車内で展開するのは全国初の試みとなる。
INFORICHが提供するChargeSPOTは、外出時にスマートフォン等の充電が不足した際に手軽にバッテリーを借りられるサービス。専用アプリから近くのバッテリースタンドを探してバッテリー(最大168時間)を借り、全国各地の別のバッテリースタンドに返却できる。
ChargeSPOTはこれまで、国内各地の空港、駅、公共施設や店舗等への設置展開を進めている。今回、新たに観光やビジネス、日常生活など、さまざまな目的での利用がある路線バス車内で、新たに移動型の充電スポットとしてChargeSPOTを提供する。
両備バスでは、路線バス18台の車内にバッテリースタンドを設置する。バスで移動中に充電ができ、借りたバッテリーは会社、駅、学校の近くで返却可能。さまざまなタイミングでいつでも充電ができるようになる。また実証実験では、ChargeSPOTのデジタルサイネージを広告媒体として活用することで、路線バスにおける情報発信のデジタル化の可能性も追求していく。