BMWグループ(BMW Group)の高性能なBMW「M」ブランドは10月7日、2021年1~9月の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は1~9月としては過去最高の12万3008台。前年同期比は22.2%増と2桁増を達成している。
BMWの子会社のBMW M社は、BMWの市販車をベースに高性能化したモデルを開発している。現行のラインナップは、『M2 CS』、『M3セダン』、『M4クーペ』、『M5』、『X3M』、『X4M』、『X5M』、『X6M』、『M8クーペ』、『M8カブリオレ』、『M8グランクーペ』。いずれもパワートレインは、ターボ付きのガソリンエンジンを搭載している。
また、「Mパフォーマンス」シリーズとして、『X3』と『X4』に「M40i」グレード、『1シリーズ』には「M140i」グレード、『2シリーズ』には「M240i」グレード、『3シリーズ』には「M340i」グレードをラインナップする。『5シリーズ』では「M550i」グレード、『X5』と『X6』では「M50i」グレードをラインナップする。ディーゼルエンジン搭載の高性能グレードの「M50d」も、一部市場で選択できる。
2021年1~9月のMブランドの世界販売実績では、X5MとX6M、新型M3セダンと新型M4クーペが販売増に貢献した。Mパフォーマンスシリーズでは、新型『4シリーズクーペ』の「M440iクーペ」と、3月に発売された「M440iカブリオレ」の販売が伸びたという。『3シリーズ』のM340iの販売も好調だった。
BMW Mの2020年の世界新車販売台数は、過去最高の14万4218台。前年比は6%増とプラスを維持している。