トヨタ、五輪関連のテレビCMを放送中止---豊田社長は開会式欠席[新聞ウォッチ]

「君子危うきに近寄らず」なのか、それとも「李下に冠を正さず」なのかはわからないが、東京オリンピック・パラリンピックの最高位スポンサーであるトヨタ自動車が、国内で放映を予定していた五輪関連のテレビCMの放送を急きょ中止するという。また、豊田章男社長らトヨタ関係者の開会式などへの出席も見送るそうだ。

きょうの各紙も「五輪直前、新たな試練、トヨタ、大会のCM見送り」(日経)や「五輪開会式不参加相次ぐ、トヨタに続きNTT・NEC・富士通も」(東京)などの見出しで取り上げている。

それによると、広報担当の長田准執行役員が、一部のメディアを対象にオンライン取材で明らかにしたそうで、「いろいろなことが理解されていない五輪になりつつある」と指摘。「スポンサーになった時から(商品宣伝など)プロモーションのメリットはほぼ考えていなかった」と話したという。

新型コロナウイルスの感染拡大で大会中止を求める世論の声も相変わらず根強く、さらにトヨタブランドにマイナスイメージが広がれば、不買運動などにも発展しかねない。トヨタでは過去に住宅事業のトヨタホームに新規参入したときにも、全国の工務店などから猛反発を受けて不買運動の嵐に見舞われたという苦い経験がある。

日経によると、五輪に対する消費者の目線は厳しく、SNSによるツィターの分析でも7月以降はトヨタに対してネガティブな投稿がポジティブを上回ることもあったと伝えている。

選手村ではサッカー男子の南アフリカ代表の2人の選手と新たに21人が濃厚接触者と確認されたという。開催後は参加国がメダルの数よりもアスリートの「陽性」や濃厚接触者の人数を競うようでは洒落にもならない。

2021年7月20日付

●トヨタ、五輪CM見送り、社長開会式出席せず(読売・7面)

●「アクア」10年ぶり全面改良、トヨタ、燃費向上(読売・7面)

●ゴーン被告逃亡支援、米父子「刑事司法を侵害」東京地裁(読売・35面)

●五輪開会式の曲一部削除、過去にいじめ、小山田氏が辞任(朝日・1面)

●南ア選手ら3人陽性、21人濃厚接触、22日の日本戦読めぬ影響(朝日・1面)

●トヨタイムズ、選手の番組配信(朝日・9面)

●五輪規制影響じわり、首都高1000円値上げ、渋滞や配達物遅延も(毎日・1面)

●商品自動配送、筑波大で実験、ホンダと楽天(毎日・7面)

●二輪車の電動化50年までに90%、ヤマハ発動機(毎日・7面)

●さよなら歌う電車、京急ファン魅了23年(東京・28面)

●スズキ100万円台EV、まずインド、軽自動車も電動化加速(日経・1面)

●夏休み旅行者4割減、JTB予測、19年比、支出なお慎重(日経・15面)

●「246」など並行一般道、混雑、交通規制、首都高で流入抑制(日経・43面)

●トヨタ、東京オリンピック関連イベントをすべて中止

《福田俊之》

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