フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は1月22日、2020年通期(1~12月)の決算(暫定値)を発表した。
同社の発表によると、アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の2020年通期の営業利益(ディーゼル関連の特別項目前)は、およそ100億ユーロ(約1兆2632億円)。前年の193億ユーロに対して、48.2%の減益となった。
大幅な減益となったのは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の影響だ。欧州を中心にした2020年春のロックダウンが、新車販売の減少につながった。
ただし、2020年下半期(7~12月)の新車販売は回復傾向にあり、フォルクスワーゲングループによると、2020年第4四半期(10~12月)の新車販売は、2020年第3四半期(7~9月)を上回ったという。
フォルクスワーゲングループの2020年の世界新車販売台数は、930万5400台。2015年以来、5年ぶりに前年実績を下回っている。